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【モロヘイヤはこんな植物】 モロヘイヤ  
                      

 モロヘイヤはエジプトを中心とする中東地帯原産の古くから用いられてる緑黄色野菜です。
ジュートと呼ばれるシナノキ科の一年草。一度植えたら切っても切っても脇から新葉が生えてくる自生力の
強い丈夫な植物でもあります。



由来について】   王様の王冠   
 古代エジプトの王がモロヘイヤのスープを飲み重病から回復したという伝説があるそうです。
モロヘイヤの別名「王様の野菜」
王様の野菜と言われるだけあって、栄養満点です。



成分について】  にんじん

 カルシウム、カロチン、カリウム、ビタミンB1、B2などの含有量は他の野菜をはるかに超えています。
他の野菜と比較すると・・・なんと、カロチンはニンジンの約2倍、カルシウムはホウレンソウの約8倍という
驚異の栄養価を誇っています。



【モロヘイヤのネバネバって?】   おぐらなめこ里芋

 モロヘイヤといえば、おくらのようなネバネバが特徴です。
このネバネバの正体は・・・ムチンという物質。里芋・オクラ・なめこと同じ成分です。



【ネバネバのパワー&効能】

 ネバネバの正体ムチンは、糖分と蛋白質からできていて糖分の吸収速度を遅らせ血糖値が食後に
急上昇するのを防いでくれます。
ネバネバの中に食物繊維(特に水溶性)を豊富に含んでいます。
この食物繊維には、コレステロール低下(高血圧の予防)をはじめ、肥満や老化・貧血・ガン・便秘・精神安定・
動脈硬化・胃腸病など、さまざまな成人病の予防にもすぐれた効果があります。また胃の粘膜を保護してくれる
作用があります。特に糖尿病の方には力強い味方です。
 食物の栄養素のほとんどは小腸から吸収されますが、そこでとても大切な働きをしている
100兆個を数える腸内菌の存在が近年脚光を集めています。
この細菌群は、腸内の状態が良好であるかぎりは、宿主である人体の健康に有利に働いてくれますが、
悪玉菌もいて、腸内の状態が悪化すると、腸内の腐敗を促進させ、ガスを発生させたり、便秘にしたり、
反対に下痢にしたり、肩こりや内臓の不調、免疫力の低下などの現象を起こすともいわれます。
ですから、普段から食物繊維の多い食べ物をよくとって、場内の状態をよくしておくことが必要になります。


【毒素を分解】  有害 

 毒性を分解する力もあります。
ベトナム戦争時に使用された強烈な毒素を持つ枯れ薬剤によって汚染された土地で、
モロヘイヤが青々と力強く生育し、土壌が改良されているといわれます。
また、アフリカでは蛇にかまれたり、ケガをしたときの毒消しとして使用されてきたといわれます。
 このように強い解毒作用をもつモロヘイヤを食べると、血液が浄化され毒素が排泄されると考えられます。
汚染されて毒素がたまっている環境のなかで生きなければならない現代人には、とても力強い味方です。
 ところで、モロヘイヤは、緑の野菜としてはめずらしく体を温める野薬なので、
冷房などによる冷え症に苦しむ現代人にはとても適しています。
風邪をひいた時などにも、ほうれん草よりは体を温めてくれるモロヘイヤを食べた方がよいのです。
このような点でも、ネバネバの中に食物繊維を豊富に含むモロヘイヤはとても心強い野菜です。


成人病を予防   鶏の家族家族

 野菜には大きく分けると緑黄色野菜と淡色野菜の二種類があります。
野菜100グラム中にカロチンが65Oマイクログラム以上含まれているのが緑黄色野菜であり、
それ以下のものは淡色野菜です。
このカロチンが最近、老化防止やガンの予防に役立つとして注目されています。
 前にも述べましたように、カロチンの多い野菜といえばすぐ、にんじんやほうれん草の名前があがりますが、
それよりすごいのがモロヘイヤです。
カロチンの含有量で比較しますと、にんじんの1.5倍、ほうれん草の3倍も含んでいます。
老化やガンの予防にはカロチンがとてもすぐれていることが明らかにされています。
ガンの予防や老化予防には1日15ミリグラムのカロチンが必要であり、
にんじんならば毎日1本から1本半ぐらい、ほうれん草ならば400グラム(1把200グラムとすると2把)以上、
トマトにいたっては200グラム相当のものなら19個も食べなければなりません。
これに対してモロヘイヤなら3分の2把食べるだけで足りてしまいます。
緑黄色野菜にはβカロチンが含まれていますが、特にモロヘイヤにはこのβカロチンが豊かに含まれています。
モロヘイヤのβカロチンは細胞の老化を防ぎ、血管及び粘膜の健康を保ちます。
アンチエイジングやがん予防に効果的です。
 免疫機能とは生体内に侵入してくる異物を除去する反応です。
この異物には侵入してくる細菌ばかりでなく、生体内に生ずるガン細胞も含まれます。
いったん異物が生体内に侵入してくると、それを攻撃したり侵食してしまう中心的な働きをする細胞が
マクロファージ(貪食細胞)ですが、カロチンはこのマクロファージの攻撃能力を増強してくれます。
大切なご家族の為にも健康でいたいですね。

ビタミンA・B1・B2・C】  ビタミン

 日常の生活のなかで不足しがちな栄養素の中でもビタミンB1やビタミンB2特にとりにくい栄養素といわれます。
それは、両方とも豊富に含まれる菜もの野菜が意外と少ないからです。
 そんな中で、モロヘイヤだけはめずらしく両方を豊富に大量に含んでいます。
昔から、ビタミンB1の欠乏症については、足がしびれたり、むくんだりする脚気がよく知られています。
また、高齢者では記憶力の低下や物忘れが激しくなるなどの症状が現れてくるともいわれます。
ところが、ビタミンB1は、大量にとってもすぐに体外に排出されやすいので、
その分、欠乏症にもなりやすいといわれます。
 国民栄養調査では、日本人のビタミン摂取料は必要量を上回っていることになっていますが、
実際に血液検査をしてみますと、3割近くの人が潜在的にビタミンB1欠乏症状態にあるという報告もあります。
グルメ時代の到来で日本人の食生活は加工食品を利用する機会がますます増えていますから、
その分、ビタミンB1をとりにくくなっています。
 また、アルコールの摂取量が増えると、体内のビタミンB1が大量に消費されてしまい、
その分、体内のビタミンB1が欠乏します。
そんな中で、ビタミンB1の含有量のものすごさでも注目されているのがモロヘイヤです。
モロヘイヤは100グラムに含まれるビタミンB1が、牛乳や卵黄よりはるかに多く、
野菜の中では一番ビタミンB1が多いといわれたほうれん草と比べても含有量は実に5倍以上です。

ビタミンB1たっぷり
 ビタミンB1はご飯やパンなどの糖分を分解しエネルギーに変換するのを促進します。不足すると、疲労が取れ
にくくなったり、手足がしびれたりします。ビタミンB1が不足すると集中力が欠如し、イライラしやすくなります。
ビタミンB1はストレスの多い現代社会で生きる私たちに、必要不可欠なビタミンです。
モロヘイヤにはこのビタミンB1がタップリ。

ビタミンB2はレバーや牛乳を上回る
 ビタミンB2は体内で炭水化物をエネルギーに変えるのに必要ですが、
ビタミンB2はもうーつのエネルギー源である脂肪をエネルギーに変えるのに必要なビタミンです。
したがって、ビタミンB2をとると脂肪の代謝がよくなります。
昔から病人には、脂肪をあまり与えるなといわれますが、確かに脂肪をたくさんとった分、
ビタミンB2が消耗されてしまうので、脂肪をとらないようにするのは理にかなったことです。
ビタミンB2が不足すると口内炎になりやすいので、
唇や口、舌が荒れだしたらビタミンB2をとるのが効果的だともいわれます。
また、ビタミンB2が不足すると眼精疲労が起こりやすいので、これを補充すると視力回復に役立つともいわれます。
 そのほかに、ビタミンB2には、皮膚細胞を活性化する働きやコレステロールを低下させる作用、
血液の凝固作用を正常に保つ働きなどもあるといわれます。
 このようなビタミンB2が特に多く含まれているといわれるのがレバーや牛乳です。
例えば、牛乳ですと、1日200cc飲むと1日に必要なビタミンB2(1.2ミリグラム)の4分の1をカバーできます。
ところが、モロヘイヤには100グラムにつきビタミンB2が4.9ミリグラムも含まれていますから、
モロヘイヤを1日に25グラム食べるだけで足りてしまうことになります。
 数値を見るかぎり、モロヘイヤのビタミンB2の含有量は、ほうれん草やあした葉の21倍であり、
にんじんにいたっては99倍にもなります。
とはいっても、ビタミンB2は水溶性のビタミンなので、調理してしまうとかなり失われてしまいそうですが、
ビタミンB2は水溶性ビタミンのなかでは例外的に熱に強いビタミンなのです。
 
ビタミンCはみかんよりも多い
 モロヘイヤにはビタミンCも豊富に含まれていますが、ビタミンCには酸化防止やガンの予防効果があり、
血中のコレステロールを下げる作用や貧血の改善、かぜの予防、ストレスに対する抵抗力を強めるなどの
有効な作用もあるといわれます。
 かつて、北ョーロッパで風土病として流行った壊血病もビタミンCの不足によって起こった病気です。
事実、ビタミンCが欠乏すると、細胞間質を作っているたんはく質の一種であるコラーゲンの形成が阻害され、
進行すると歯茎や粘膜、皮下に出血が起こり、ひどい揚合には死ぬこともあったようです。
 それから、ビタミンCには皮膚を活性化する作用もあるので、皮膚を強く、美しくするのにとても役立ってくれます。
また、骨の質や貧血にもビタミンCは大きく関係しています。
骨を作っている主成分はもちろんカルシウムですが、たんぱく質やビタミンCが不足していると、
丈夫な骨は育ちません。
 女性はどうしても貧血になりがちです。貧血に大切なのが鉄分ですが、ビタミン Cは鉄分の吸収を高めてくれます。美肌や免疫力アップに欠かせないのもビタミン C。モロヘイヤにはこのビタミンCが豊富に含まれています。
骨はコラーゲンと呼ばれる硬いたんはく質の枠組みの上に、カルシウムやリンが沈着して作られており、
このコラーゲンの合成にはビタミンCの働きが不可欠だからです。
貧血には鉄分が必要ですが、この鉄分はとても吸収効率の悪いミネラルです。
そこで、ビタミンCとー緒にとると鉄分を吸収されやすいかたちに変えてくれます。
この点モロヘイヤはビタミンCと鉄分の両方を豊富に含んでいますから、鉄分をとても効率よく採り入れることができます。
 ビタミンCは調理などによってとても壊れやすいビタミンなので、みかんよりもビタミンCをたくさん含んでいて、
しかも、くせがなく続けて食べやすいモロヘイヤは、ビタミンCの補給にとても適した野菜だといえそうです。
老化防止のビタミンとして有名なビタミンE効力もほぅれん草の5倍以上です。

ビタミンA効果としても抜群
 モロヘイヤの「食品成分表」のビタミン群の項目を見ますと、ビタミンAのところがカロチンとビタミンA換算という
二つの項目に分かれていることに気付かれた方もいるでしょう。
これは食品中のカロチンがいったん体内に入ると、その一部がビタミンAとしての効力を発揮することによります。
ビタミンAは別名を抗眼病性ビタミンといわれるように眼に深く関係しているビタミンですが、
不足すると夜盲症(鳥目)などになるといわれます。
現在でも開発途上国などではビタミンA欠乏のために盲目になる子どもがいるようです。
そこまでいかなくても、ビタミンAが不足すると夜盲症になり、明るいところから暗いところに急に入ったときに、
目が慣れるまで必要以上に時間がかかって困るといったことになります。
もし、このような症状がドライブ中であったり、危険な工事現場で働いているときに起これば命に関わる事故に
つながりかねません。
ですから、ふだんからビタミンAを適度にとっていれば、夜盲症を予防し、視覚機能を正常に保つことができます。
 この他にも、母胎内での胎児の発育、病原体などに対する免疫機能、さらには味覚や聴覚、食欲にも深い関係

あるといわれています。
ところが、このようなビタミンAも、過剰にとりすぎると、ビタミンA過剰症といわれるさまざまな障害を引き起こして
しまいます。
 例えば、肝臓障害が起こったり、関節が痛んだり、食欲がなくなるなどの現象が起こってきます。
その点、カロチンとしてとったビタミンAならば、たとえカロチンをとりすぎて必要以上にビタミンAに変わることは
ないので、ビタミンA過剰症を招く心配もありません。


カルシウム】   子ども  元気な子供達

 カルシウムは骨を作るのに欠かすことのできない重要なミネラルです。
成長期の子どもにカルシウムが不足していると、骨格形成がうまく進まず、身長の伸びにも影響してしまいます。
また、高齢の方にカルシウムが不足してしまった揚合には、骨がもろくなってしまう骨粗鬆症の原因にもなります。
この病気はちょっとした衝撃で骨が折れたりつぶれたりする症状で、ひどい時にはそのまま寝たきりになります。
 骨を作っているカルシウムやリンは終始入れ替わりながら作り直されています。
したがって、カルシウムをないがしろにしていると、骨がどんどんもろくなってしまうのです。
 これ以外にもカルシウムには大切な働きがあります。
カルシウムが不足すると神経の情報伝達能力が低下してしまい、その結果、イライラしたり、過敏になったり、
集中力がなくなってしまう、精神・心理状態にも大きな影響が現れます。
また、手足などの体を動かす筋肉や心臓の筋肉が不調になることもあるといわれています。
 このように私たちの体にとって大切なカルシウムは、戦後の日本人の体位向上に大きな役割を果たした牛乳や、
小魚やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品に含まれていることはよく知られています。


ミネラル・鉄分   ほうれん草

@カリウム
 ビタミン類の他にも、モロヘイヤには、カルシウム、鉄、カリウムなどのミネラル類が豊富に含まれています。
これは高血圧対策や貧血防止には欠かせない栄養素です。
三大成人病のなかの心臓病や脳疾患に深く関わっているのが高血圧ですが、カリウムは血圧をととのえ、
このような高血圧を防ぐ働きをしてくれます。
特に塩の摂取量が多い日本人の場合は、カリウムを多めにとっておくと塩害が減るというメリットもあります。
そのほかにも、カリウムが不足すると、なんとなく体がだるくなったり、筋力の低下や筋無力症、麻痺などを
起こしたりすることもあります。
また、知覚が鈍くなって、反射が低下し貧血や頭痛が起こることもあります。
このように、私たちの健康維持に欠かせないカリウムを奇跡的に多く含んでいるのがモロヘイヤです。
もちろん、全緑黄色野菜中でその含有率はダントツの一位です。
A鉄分
 成人男子(体重60キロならば、体内には2.7グラムの鉄分が存在しているといわれます。
数字だけを見ると実にわずかな量ですが、体内における働きはきわめて重要です。
それは、大半が赤血球の成分になっているからです。
ですから、鉄分が不足すると貧血になりやすいのです。
ふつう、緑黄色野菜で鉄分が多いのはほうれん草ですが、それに次いで鉄分が多いのがモロヘイヤです。
モロヘイヤは、ほうれん草と比較して、βカロチンが3倍、Calcium7.5倍、VitaminB1が5倍多く含有しています。
貧血症の楊合には他の栄養分とのバランスを考えてモロヘイヤで補給するのもよい方法だと思います。


大郷町のモロヘイヤの栄養素表】      

 こちらでは、実際ハンバーグに使用している大郷町のモロヘイヤの栄養価を表
であらわしたものです。



 一目瞭然、栄養価が他の野菜に比べダントツです。



 オニオンのハンバーグで、おいしく栄養を採ってみませんか?


   


●モロヘイヤの栄養価「大郷町平成4年産」

食品名

炭水
化物

無機質

ビタミン

繊維

g

カルシウム
g

リン

g

鉄分mg

カリウム
g

A効力
IU

1

g

2

g



g

モロヘイヤ
(生葉)

2.3

446

212

3.7

933

5,360

0.21

0.51

63

モロヘイヤパウダー

7.2

2,010

628

14.0

3,290

24,700

0.73

1.95

33

ほうれん草

0.8

55

60

3.7

740

1,700

0.13

0.23

65

シュンギク

0.9

90

47

1.9

610

1,900

0.09

0.21

21

小松菜

0.8

290

55

3.0

420

1,800

0.09

0.22

75

ふだんそう

1.1

85

37

4.1

1,400

1,600

0.08

0.27

6

つるむらさき

0.6

200

23

1.5

420

2,000

0.04

0.12

80

にら

0.9

50

32

0.6

450

1,800

0.06

0.19

25

ピーマン

0.8

10

23

0.6

200

150

0.04

0.04

80

ブロッコリー

1.1

49

120

1.9

530

400

0.12

0.27

160

しその葉

1.5

220

65

1.6

470

4,800

0.12

0.32

55

にんじん

1.0

39

36

0.8

400

4,100

0.07